債権者への配当もビットコインで!?

最近、各種報道で目にする・耳にする機会が増えた仮想通貨。特に、ブロックチェーン技術は日進月歩で、いろんなところへの応用が期待されていますし、実際に応用され初めています。
ブロックチェーンってのは、言わば、取引履歴のことで、ビットコインの通貨をどのアドレスからどのアドレスに送ったということが記録されている履歴(データベース)のことです。

今、リアルな通貨経済で信頼できる通貨が少なくなってきているのも事実です。イギリスがEUを離脱したかと思えば、選挙結果で混沌となったしで、ポンドは先行き不透明、アメリカはトランプ大統領誕生で、やっぱり不透明感は否めない...そうなってくるとリアルな通貨と比較すると、相対的に仮想通貨の信頼度と価値が上昇するんですよね。

そんな仮想通貨、ビットコインで忘れられないのが2014年に経営破綻した、ビットコインの取引所「マウント・ゴックス
何せ何億円分ものビットコインが消失してしまったんですから。

結果として破綻して世界中に債権者が発生する形となったマウントゴックスの一件ですが、気になるニュースが...
ビットコインで債権者への配当検討 破綻時より価値5倍

債権者への配当をコインで行うことが検討されている。

↑なんだかすごいですね、債権者への配当が仮想通貨だなんて。
で、この理由というのが...

同社の破産管財人が今年3月に東京地裁に出した報告書では、同社の資産は現金10億円と約20万ビットコイン。コインは破綻時のレートで約120億円相当だったが、現在は約600億円相当に膨らんだ。同社の債権者として届けたのは世界で2万人超。当初は総額263兆円の債権届け出があったが、管財人が精査した結果、456億円になったという。

↑とのこと。
ビットコインの相場をグラフにしてみますと...

ビットコイン相場(2013-2017)

ビットコイン相場(2013-2017)

↑こんな感じ。
2014年では、5~6万円/BTCだったのが、本日現在、約29万円/BTCと5倍になっています。
おまけに、債権者に現金で受け取るのとビットコインで受け取るのと、希望を取ると、今後の上昇も期待してビットコインでの受け取りを希望する方が少なくないとか...まぁ、確かに昨今の上昇基調の流れをみると、当然のことなのかも知れません。

そうは言っても、債権者の配当に仮想通貨が使われるなんて、ホント、スゴイ時代になったなー、と思わずにはいられませんね。
それだけ仮想通貨が「市民権」を得たという証でもあり、信頼度も増してきたということなのでしょうね。

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で