老い

上機嫌メッセージ

今の日本の老人感

現代の日本人の一生観。生まれる→扶養され成長する子ども→労働力予備群としての階段を登る青年→労働力として頂上にある壮年→定年退職し下山する初老→支援・介護される老人→死亡・・・。というように、壮年を頂上する登りと下りのピラミッド状です。お荷...
上機嫌メッセージ

『春愁』尾崎喜八 その(1)

静かに賢く老いるということは満ちてくつろいだ願わしい境地だ、今日しも春がはじまったという木々の芽立ちと若草の岡のなぞえに赤々と光りたゆたう夕日のように。だが自分にもあった青春の燃える愛や衝動や仕事への奮闘、(尾崎喜八 詩人・随筆家・翻訳家)...
上機嫌メッセージ

『老いの悲しみと素晴らしさ』その(3)

母は最近、「ごめんね」と「ありがとう」がとても多くなりました。「ごめんね」には、迷惑をかけているという罪悪感が感じられ、悲しい気分になります。一日、100回以上は自然に出てくる「ありがとう」は母も周りも嬉しくさせてくれる素晴らしい習慣です。...
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『老いの悲しみと素晴らしさ』その(2)

母の米寿の誕生日祝いをしました。元々、母は歌が大好きでしたが、残念ながら歌詞もはっきり覚えていません。しかし、以前のように上手く歌おうといった余分な「はからい」の心も無く、自然体で喜んでいる母の姿に素晴らしさを感じています。見栄は余分ですね...
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『老いの悲しみと素晴らしさ』その(1)

私は認知症の母の姿を通して、以前は「老い」に対して、悲しいこととしか見ていませんでした。今は、私が学ぶべき素晴らしことが多くあることに気づいています。母は...「過去を引きずることも、未来を思い煩うこともありません。今、ここを三昧に生きてい...