ヘルマン・ヘッセ

上機嫌メッセージ

傾聴の果実

自分の言葉を静かに胸を開いて待ちつつ摂取し、聞きもらさず、せっかちにならず、賛辞も非難もならべず、ただ傾聴するのを感じた。そういう傾聴者に告白するのは、相手の心の中に自分の生涯を、探究を、苦悩を沈めるのは、どんなに幸福であるかを感じた。(ヘ...