高野喜久雄

上機嫌メッセージ

『海よ』高野喜久雄 作詞①

ありとある芥汚れ 疲れはてた水受け容れてすべて 受け容れて常に 新しくよみがえる海の不可思議休みない渚波の指 白い指 繰り返しうまず 繰り返し億の砂 億の小石を数え続ける海の不可思議疲れた時に偉大な抱擁力に包まれる為に海に行くのでしょう。廣...
上機嫌メッセージ

『雨』高野喜久雄(2)

降りしきれ雨よわけへだてなく涸(か)れた井戸踏まれた芝生こと切れた梢なお ふみ耐える根に降りしきれ雨よそして 立ち返らせよ井戸を井戸に庭を庭に木立を木立に土を土におお すべてをそのものにそのもののてに。廣瀬センセの今日も上機嫌リーダー *2...
上機嫌メッセージ

『雨』高野喜久雄(1)

降りしきれ雨よ降りしきれすべて立ちすくむものの上にまた横たわるものの上に降りしきれ雨よ降りしきれすべて許し合うものの上にまた許し合えぬものの上に廣瀬センセの今日も上機嫌リーダー *2,523*