六然

上機嫌メッセージ

六然(2)

幕末、崩れゆく幕府の要職にあって、事態収拾に尽力した勝海舟。「とかく、人は六然と反対をやりたがる。それでは成るものも成らない」。海舟はこの教えを心中で何度も繰り返しながら、徳川家の恥辱を最小に抑えつつ、新しい時代への橋渡し役を果たしました。...
上機嫌メッセージ

六然(1)

明末の陽明学者、崔後渠(さいこうきょ)の六然(りくぜん)。自処超然自分のことに囚われず、処人藹然人には穏やか、なごやかに。有事斬然事ある際は、勇断を持ってのぞみ、無事澄然事なき際は、清閑を楽しむ。得意澹然得意の時は、静かに穏やかに、失意泰然...