名言格言

上機嫌メッセージ

『春愁』尾崎喜八 その(2)

この賢さ、この澄み晴れた成熟のついに間に合わなかったことが悔やまれる。ふたたび春のはじまる時、もう梅の田舎の夕日の色や暫しを照らす谷間の宵の明星に遠くきた人生とおのが青春を惜しむということ、これをしもまた一つの春愁というべきであろうか。(尾...
上機嫌メッセージ

『春愁』尾崎喜八 その(1)

静かに賢く老いるということは満ちてくつろいだ願わしい境地だ、今日しも春がはじまったという木々の芽立ちと若草の岡のなぞえに赤々と光りたゆたう夕日のように。だが自分にもあった青春の燃える愛や衝動や仕事への奮闘、(尾崎喜八 詩人・随筆家・翻訳家)...
上機嫌メッセージ

復活の名言

「神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、その他のものはひとりでに与えられるであろう。(聖書より)しかし、我々はただ自分の喜びや他のものばかりを求めているから、真の生きる目的や幸福を見いでせずにいるのだ」。復活の主人公が様々な葛藤の末にたど...
上機嫌メッセージ

制限を寛容する

「ひじ外に曲がらず」。欧米に禅を伝えていったことでも有名な鈴木大拙師の言葉です。本当の自由を悟った際に、師は「そうか、ひじは外側に曲がらなくてもいいんだ!」と言葉したそうです。絶対的な制限(不自由)を完全に受け容れたところにこそ、「絶対的な...
上機嫌メッセージ

当たり前を受け入れる

『そうか!ひじは外側に曲がらなくてもよいのだ』。禅を西洋に紹介した鈴木大拙師が、大悟した際に、この言葉をあげたそうです。悟りを得るとは、「無理なことをして、凄いことができるようになることではなく、与えられた制限にも、感謝して受けいれること」...