人生

上機嫌メッセージ

シッダールタを読ました

ヘルマン・ヘッセ作のシッダールタを高校生時代以来、再読しました。久しぶりに読むと全く違う作品のように感じられました。名著と言われる作品は、読者の人生の状況によって、時々に違った印象を残すものです。それは、人生の普遍のテーマを扱っているからで...
上機嫌メッセージ

災害時の幸福

私自身、阪神淡路大震災を経験しています。その際や、東日本大震災の際にも感じたことは、「生かされていることへの感謝と、他者への優しさ」です。それは、大災害の直面した時、「生かされていること」に感謝し、「自分だけではなく、みんな同じ」ように苦し...
上機嫌メッセージ

『春愁』尾崎喜八 その(2)

この賢さ、この澄み晴れた成熟のついに間に合わなかったことが悔やまれる。ふたたび春のはじまる時、もう梅の田舎の夕日の色や暫しを照らす谷間の宵の明星に遠くきた人生とおのが青春を惜しむということ、これをしもまた一つの春愁というべきであろうか。(尾...
上機嫌メッセージ

現代的ライフサイクル

現代的ライフサイクル観の背景には「生産性」があります。誕生し、保護を要する幼児、学習しながら自力を目指す青年、生産性の頂点に立ち社会を支える壮年期、年金を貰いながら過ごす老人、介護を要する最晩年そして死を迎える。壮年を頂点とする「ピラミッド...
上機嫌メッセージ

”ありがとう”ということば

ありがとうという挨拶は「有難う」、つまり、「有る事は難しい」と気づくことから生じるものです。感謝は喜びをもたらします。人生において、もし喜びがないとしたら、それは、良いことが欠けているのてはなく、気づくに欠けているのだと思います。廣瀬センセ...