携帯料金が大幅に安くなる!そんな肝いりで始まる予定の格安スマホプランについて、調べてみました。
今さらながらahamoって何?
(注:2021年3月のCMです。3月26日スタートというのは、2021年3月のことです。)
CMなどで最近、頻繁にみかけるようになってきたahamo(アハモ)とは、docomoが提供する携帯料金の新プランの名称です。
データ容量20GB、大盛りにすれば100GB
ahamoのデータ通信プランは、20 GBまでを月額2,980円、これがベースとなります。
2022年5月までは、このプラン一本のみで、データ容量が足りない時は、1 GBあたり550円で追加できます。
2022年6月からは、100GBまでの「ahamo大盛り」が開始予定。大盛りにすると、100 GBまで4,950円(税込み)とのこと。
100GBあれば、YouTubeなどで動画を見ても、かなり余裕があると言えます。
また、データ通信に関しては、全国に普及している4Gに加えて、今注目、正に今、エリアが拡大している高速大容量通信の5Gにも対応しています。だから、5G対応端末があれば、かなり快適に使えます。
また、海外82の国と地域で追加料金なく20GBまで利用でき、20GB超過後も最大1Mbpsで通信できます。
通話は5分までかけ放題
通話に関しては、5分以内の国内通話が何度でもかけ放題になります。
5分を超える国内通話は、30秒ごとに20円の通話料金が発生しますが、5分以上の通話を頻繁にする人は、別途用意される1000円のオプションに加入することで、24時間何度でも国内通話がかけ放題になります。
ただし、0570や0180などで始まる他社のや番号案内、衛星電話などへの発信は、かけ放題の対象外となります。
デメリットもあるので注意!
安くてお得なahamoですが、良いこと尽くしという訳ではないようです。
通常のdocomoのプランからahamoに乗り換えることで、デメリットも発生するようなので、注意してくださいね。
キャリアメールが使えない
ahamoでは、docomo.ne.jpのドメインを持つ、メールアドレスを持つことができません。
今のご時世、LINEやTwitter, facebook InstagramなどのSNSのダイレクトメッセージで連絡を取り合うことが多いので、@docomo.ne.jp のキャリアメールは必要ないよ、そんな方には全く問題ないですね。
ただ(実のところ私もそうなのですが)、docomo以外のサービスで、キャリアメールでしか登録できないものもあり、そのようなサービスを利用されている方はよく考えて決断されてくださいね。
(例えば、私が登録しているメーリングリストはPCアドレスは登録できず、キャリアメールのみで登録できるものでした。)
キャリアメールについては、総務省が使えるようにするべきだというコメントをしているようですが、今のところahamoで対応する予定はないようです。
留守番電話・転送電話サービスが使えない
ahamoでは、留守番電話サービスや転送電話サービスが使えません。
なので、会議中などで出られなかった際、電話を掛けた方がメッセージを残すことができなくなってしまいます。
ahamoを利用する場合は不在着信を確認して折り返す形になりますが、電源を切っているときや携帯の通話圏外にいる時、通話中の着信は履歴に残りません。
こういうときに必要になるのが「着信通知サービス」ですが、こちらはahamoでも利用できるようです。
クラウドサービスが使えない
ahamoでは、「クラウド容量オプション」が使えません。
ドコモでクラウド容量オプション、スケジュールなどのクラウドサービス、写真保存のdフォトなどを利用されている方は、これが使えなくなってしまいます。
docomoの方がahamoに切り替えると、同時に上記サービスは廃止されてしまいます。
サービス内で蓄積されたデータ、例えばdフォトで保存していた写真なども削除されてしまいますので、ahamoに切り替える際には十分にお気をつけください。
全てオンラインの手続きになる
ahamoでは、手続きがすべてオンライン化されます。
ahamoの申込みや契約手続きはオンライン上のみの手続きとなり、ドコモショップに行ってもahamoの契約をすることはできません。
また、その他の手続、例えば料金プランの見直し、故障/修理の手続き、機種変更、支払い方法変更などの事務手続き、料金の支払い、スマホの操作説明、解約手続きなど、ありとあらゆる手続きが全てオンライン化されます。
上記の手続きをいつもドコモショップでやってる、という方はahamoにしない方が良いかも知れません。
ahamoでも、ドコモショップで有料の「ahamo WEBお申込みサポート」「ahamo WEBお手続きサポート」が後から開始されました。
これにより、オンラインだけでなく、店頭でもサポートを受けられることになりました。
「ahamo WEBお申込みサポート」「ahamo WEBお手続きサポート」の開始および故障受付チャネルの拡大について
↑詳しくは、こちらをお読みください。
但し、1回あたり3,300円(税込み)と、結構なお値段しますので、ご注意ください。
いずれにしても、「何かあったらドコモショップに行って相談してから手続きする」という、私みたいなタイプの方には、ahamoはあまりおすすめできないように思えてきました。
余ったデータ容量は繰り越せない
ahamoでは、データ容量が余っても、翌月に繰り越せません。
例えば今月、20GBのうち17GBしか使わなくて、3GB余ったとしても、翌月はリセットされて20GBからのスタートとなります。
まとめ
以上、まとめてみますと...
- ahamoはdocomoが提供する格安の新プランである
- ahamoにすると docomo.ne.jp のキャリアメールが使えない
- ahamoにすると留守番電話、転送機能が使えない
- ahamoにすると クラウドサービスが使えない
- ahamoはすべての手続きをオンラインでする必要がある
- ahamoはデータ容量が残っても繰り越せない
こんなところでしょうか、
うーん、キャリアメールが使えなくなるのは我慢できそうですけど、留守電機能やクラウドサービスがなくなるのと、すべてオンライン化ってのは、私にはきついなぁ...
今まで料金プランの見直しや機種変更、ほとんどドコモショップに行ってやっていたのですよ、私って。
ちょっとコレ、それなりの覚悟がいりますね。
ahamoへプラン変更手続きを行う際のご注意
↑docomoのこんなページもありました。参考にどうぞ。
docomoなり他のキャリアなりでahamoをご検討中の皆さん、今、ご自身で利用されているサービスを改めて見直してみて、それがahamoで使えるかどうか、ちゃんと確認してから切り替えを判断してくださいね。

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