メガバンクとSuicaがデジタル通貨で連携する!?

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本日(3日)の日経新聞で気になるニュース。

デジタル通貨と「スイカ」連携、3メガ銀・JR東など検討

3メガバンクとJR東日本などは、デジタル通貨や電子マネーの相互利用に向けた検討を始める。3メガのデジタル通貨をJR東のSuica(スイカ)と連携できるようにする方向だ。

三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの三大メガバンクがJR東日本と一緒になって、デジタル通貨や電子マネーに関する協議会をつくるそうです

デジタル通貨とは?

そもそも、デジタル通貨って何?ってところから説明しておきます。

今現在、「デジタル通貨」という言葉について、国や団体などで定められた明確な定義があるわけではありません。
ですので、なんとなくのイメージでしかお伝えできませんが、「デジタル化された・電子データに変換された、通貨として利用できるもの」って言えるかと思います。

電子マネーや仮想通貨など、決済に使える電子データ化されたもの、すべてデジタル通貨と言えます。

SuicaもEdyも、通過である「円」をデジタルで記録して、現金の代わりに使用することができますよね。
仮想通貨は価値が時々刻々変動しますが、決済に利用できるので、これも名前のとおり通貨と言って良いでしょう。

電子マネーと仮想通貨の違いは?

では、電子マネーと仮想通貨の違いは何?って気になりますよね。

端的に言えば、国によって定められた通貨を基準としているか否か、ということです。
円だったら日本、ドルだったらアメリカが法定通貨として使っていますよね。
SuicaもEdyも、法定通貨である「円」を基準としてデジタル化しています。

銀行口座にある千円をSuicaに変換(チャージ)したり、クレジットカード機能を介して千円分をデジタル化(これまたチャージですね)したり、している訳です。

対して仮想通貨は、どこの国にも、その価値を保証されていません。ユーザー同士が取引の承認を行うなどして価値が決まる、特定の国に依存しないシステムが構築されています。

で、これから何がどうなるの?

恐らく、冒頭のニュースはメガバンクとJR東日本ですので、電子マネーに近い形、円を基準としたやりとりができるようになるということでしょう。
それぞれのメガバンクグループが発行するデジタル通貨とSuicaが相互の変換が可能となる、例えばデジタル通貨からSuicaチャージが可能になるとかいうことができるようになる、ということだと思います(続報、わかったら、またこのサイトにアップしますね)。

私見ですが、このデジタル通貨とSuicaの取り組みが一般市民に広がるかどうかは、参画する事業者の数次第でしょうね。
Suicaだけでなく、全国の交通系ICカードも是非とも参画していただきたいところです。

またメガバンクだけでなく地方銀行や信金なども入って、是非ともオールジャパンで取り組んでいただきたいですね。

あと、せっかくなので、例えば銀行のデジタル通貨と仮想通貨を相互に”両替”できるようになるとか、そのくらいまで持って行って欲しいなー。
そうしないと、中途半端で普及しないまま埋もれてしまいます...

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