毎週日曜日の朝、欠かさず見ているテレビ番組の一つ。
TBSの「がっちりマンデー」。
ビジネス情報番組のような、バラエティ番組のような...勉強になりつつも、楽しめる番組で、大好きなんです。
がっちりマンデー!!|TBSテレビ
↑番組公式サイトはこちら。
今週のテーマは『「買収」されたらV字回復!で儲かってる会社』。
なんか買収って、あまり良いイメージないじゃなですか、どちらかって言うと、乗っ取られてしまうみたいな、悪いイメージを頂いてしまう...のは私の偏見でしょうか???
今日の番組で取り上げられた会社の一つが味の民芸さん。
うどんを中心としたメニューの飲食チェーンさんですね。
買収される前は次第にお客様が減少していって、全盛期と比較して6~7割まで落ち込んでしまい、2014年の決算では、8億円の赤字だったそうです。
そんな味の民芸を買収したのは、サガミホールディングス。名古屋を中心とした、お蕎麦系のファミレス「サガミ」の会社さんでした。
最初はどうなることかと不安だった味の民芸の社員さんでしたが、買収後は徐々に業績が回復。
そして買収から4年後には3億7千万円の黒字になったそうです!!
ではどうやって回復したのかと言いますと、なんと覆面調査が効果的だったとのこと。
覆面調査で分かったのは、店員さんの対応が遅い・料理の提供に時間がかかること、だったそう。
人件費削減のために店員を減らしていた影響で、どうしても作業に時間がかかっていたそうです。
そこで人員を2~3割増やしてみたところ、人件費の増加を上回る売り上げアップ!!
さらに覆面調査はお店のメニューにも影響を与えることに。
ランチタイムのメイン顧客であったサラリーマンから、「もっとボリュームのあるランチを食べたい」との意見が多かったそうで、ランチにうどんと丼のセットなどの満腹セットを加えたら、ランチタイムの来客が増えたんですって。
さらにランチだけでなくディナーでも、「おつまみ系のメニューが少ない」という声を反映して、居酒屋風の一品メニューやアルコールメニューを増やしたそうです。
すると、会社帰りにチョイと一杯のサラリーマンや、お父さん・お母さんがお酒を飲んでおつまみ食べながら子供はおうどん、って感じのファミリー層も増えたとのこと。
味の民芸さんは「時間帯別来店動機メニュー」っていう表現を使っていましたが、その時間帯に来るお客様に合わせたメニューにして来店数を増加させてV時回復を果たしたんです。
2014年には1日の平均来客数が約185人だったのが、2017年には約240人に増加したとのこと、なんと1.3倍! そりゃ、人員を2割・3割増やしても問題ないですよね。
今でもこの覆面調査は続けているそうです。
うーん、こうやって考えると覆面調査ってのは、実に社会的意義のあるものって感じますネ。
そう言えば、覆面調査員として紹介されていたのが株式会社MS&Consultingの方でした。
そう、ミステリーショッピングリサーチの会社の方ね。
なんかリアルに役立っている...要は私達が提出したレポート、具体的にどのように活用されているのか、始めて知った事例だったので、嬉しくなっちゃいました。
調べてみたら、私が住んでいる川崎市、高津区に行けば味の民芸さんがあるらしい...今度、行ってみよーっと。
さーて、今月も来月も、覆面調査、頑張るゾー!

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