ネットで少々気になるニュースを発見。
厚生労働省は3日までに、国民年金保険料の支払いにICカード(電子マネー)やスマートフォンのQRコード決済を使えるようにする検討を始めた。
へー、国民年金もQRコードで納付できる時代になるんですねー。
サラリーマンやOLしていると、給料から天引きされるので、あまり意識しないのですが、国民年金とか税金って転職すると「あぁ、こんなに払っているのかぁ!」って感じる一瞬なんですよね。
納付請求書が送られてきたときの額を見ると、結構、大きな額ですもの。
国民年金保険料|日本年金機構
今現在、どうなっているのか、調べてみましたところ...
- ・口座振替
- 恐らく、コレが一番多いのではないでしょうか。
- ・現金納付(納付書での支払い)
- 転職の合間に納付書がきたときには、これが便利ですね、銀行などの金融機関、郵便局、コンビニエンスストアで支払えます。
- ・Pay-easy(ペイジー)
- これもかなり便利♪ 対応しているATM、インターネットバンキング、モバイルバンキングの画面に入力するだけで納付できます。手数料も無料。
- ・クレジットカード
- 唯一対応しているキャッシュレス決済がクレジットカード。1年前納や2年前納などの高額の際には、月の限度額に要注意です。
対応できる支払い手段が増えるのは良いことです。
クレジットカードは持っていないけど、電子マネーなら持っているという方もいらっしゃるでしょうし、多少の納付率向上に役に立つのではないでしょうか。
もちろん、簡単にピピッとできること、が大前提ですけどね。事前に手続きが必要とか、面倒なことになると、途端に使う方の数は激減すると思います。
あと手数料が無料であること、これも必要です。
国民年金じゃなくて税金の話になりますが、私の住んでいる川崎市では、市税(市民税や県民税等)のクレジットカード納付ができるようになっています。
川崎市:インターネットを利用した市税のクレジットカード納付
↑詳しくは、こちらのページをご覧ください。
便利で良いのですが、ただね、手数料がかかるんですよ。
大まかに言いますと、1万円につき70円。率で言いますと、0.7%。
私の持っている、三井住友プラチナカードでしたら、市税はポイント付与対象で、ポイント還元率が1%は超えるので、0.7%の手数料を払っても、多少のプラスになるとの思いでカード決済にしました。
でもなんか、モヤモヤしますよね。税金の支払いで手数料取られて...ただでさえ、汗水たらして働いた賃金の一部なのですから...ねぇ。
話を戻しますが、国民年金に関しては、クレジットカードの納付では手数料は発生しないようですので、電子マネーやQRコード決済でも、そうであってほしいですね。
国民年金の電子マネーやQR決済対応、これには二つの側面があると考えられます。
一つは、上記のように対応できる納付方法を増やすことによる国民年金の納付率の向上。
そしてもう一つは、キャッシュレス決済の促進という側面。
政府として、その名も「キャッシュレス・ビジョン」というのを制定して、2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%まで上げ、将来的には80%程度にしたいと考えているようです。
「キャッシュレス・ビジョン」「クレジットカードデータ利用に係るAPIガイドライン」を策定しました(METI/経済産業省)
↑詳しくは、こちらの資料をご覧ください。
キャッシュレス決済が利用できる先が増えるということは、それだけキャッシュレスの利便性が上がる・価値が上がるということなので、国民年金保険料の納付手段に電子マネーやQRコード決済が増えれば、(これだけで爆発的には増えないでしょうけれども)微力程度には、キャッシュレスの普及にもつながるのではないでしょうか。
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